2010年3月27日土曜日

今年の新入社員はETC型

ちょっと面白いな~と思ったニュースがあったので、ご報告してみます。

日本生産性本部が1973年から行っている新入社員の命名。今年の新入社員は、親密になる直前まで心の「バー」がなかなか開かない「ETC型」とのこと。
今までどんなネーミングがあったんだろう~と思って、過去数年分だけさかのぼって見て見ました。
当時流行のものが名前に使われていることは勿論納得だが、その理由付けも納得できる部分がある。

「今の若者って扱いづらいよね」「おだてないとだめで、面倒なんだよね」「だからゆとり世代は」 なんてここ数年よく聞く言葉でした。我々の年もきっとそう思われていたのでしょうが、これからどんな新入社員が大学から卒業してくるのかな、と思うと今後もこのネーミングを楽しみにして見たいなと思いました。



下記日本生産性本部より抜粋:
  • 2009年 エコバッグ型:
    • 環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向(エコ)で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。
      酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろう。早く消費を上向かせ、エコバッグを活用する機会を増やしたいものである。
  • 2008年 カーリング型:
    • 冬期オリンピックでおなじみになったカーリング、新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、そっと背中を押し、ブラシでこすりつつ、周りは働きやすい環境作りに腐心する。しかし、少しでもブラシでこするのをやめると、減速したり、止まってしまったりしかねない。
  • 2007年 デイトレーダー型: 
    • 景気の回復で久々の大量採用だったが、氷河期前とは異なり、細かい損得勘定で銘柄(会社)の物色を継続し、安定株主になりにくい。売り手市場だっただけに、早期転職が予想される。ネットを駆使した横のつながりで情報交換が活発だが、情報に踊らされない慎重さも必要。
  • 2006年 ブログ型:
    • 表面は従順だが、様々な思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張する。繊細な感受性とブログ的なネットワーク力に優れるが、パソコンに語るだけに止まる傾向もある

さて、我等が誇る The Class of 2005は、下記の通り。発光ダイオードなんて当時様々な製品に登場し、大活躍し注目を浴びていたテクノロジーを元に命名されていたとは光栄である。
前年の「ネットオークション型」及び2006年以降のネーミングを見て見ると、内容はともあれ、なんてハイテクな年に新入社員になったんだ~と地味に嬉しくなった。

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2005年 発光ダイオード型:  電流を通す(=ちゃんと指導する)と、きれいに光る(=いい仕事をする)が、決して熱くはならない(=冷めている)
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(解説)
厳しい就職戦線を勝ち抜いて就職を果したため、会社側の期待に応えようと先輩社員の教えを素直に聞き、また指導の仕方によっては良い成果を出す能力と真 面目さを備えている。しかし、就職戦線が厳しかったことが、何事にも慎重な態度をもたらした。適切な指導があれば、そこそこ「正解」に到達できるが、それ 以上は「様子見」をしがち。積極的に「光る」ことを歓迎する雰囲気を作り、時には熱くなることの素晴らしさも体験させる工夫が必要。また、あまり表には出 さないが、個人としてのキャリア志向やこだわりが強い、そのため会社の都合による一方的な期待を押し付けたり、過重な労働を若さで乗り切らせようとしたり すると、乗ってこないばかりか、簡単に辞めてしまうことがある。また近年、各企業の職場におけるOJT がうまく機能していないとの問題点も指摘されるなか、資質を備えている彼らに対し教え・学ばせることに注力しないと、せっかくの人材を活かせない。企業側 の新たな環境整備が求められている。
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